熊本県議会 本会議で城下広作の会議録

9.自転車走行について

(1)交通違反の取締り
(2)条例制定に対する県の考え

◆(城下広作君) 余り急いだせいか、部長の名前を――よく理解しているんですけれども、谷封白キということで、改めてありがとうございました。
 次に、9番目の自転車走行についてでございます。
 自転車の安全な通行については、過去2回、この壇上で取り上げさせていただきました。
 最初の質問では、自転車が自動車と同じ車両扱いであること、それに伴い、厳しい罰則が設けられていることを挙げ、具体的な例として、飲酒運転や2人乗りも禁止されていること、また、携帯、イヤホンを使用しながらの運転などに罰金が科せられることを紹介し、取り締まりの状況や自転車の利用が多い児童生徒を対象とした教育現場での自転車の安全運転教室の充実も訴えさせていただきました。
 そして、私がこだわってきたのが、一般利用者も含め自転車利用者のマナーの悪さや違反走行も多いことから、県民が、自転車走行に関して、安全運転を心がけ、違反をしない走行に努めるための自転車の安全利用推進に関する条例の制定を訴えてきましたが、過去2回の答弁は、自転車の安全利用の啓発や指導に対しては、関係機関と連携して取り組むとの答弁や、条例の制定に対する質問では「道路交通法の規定を上回る規則や義務づけは難しく、各関係者の努力義務や啓発推進の規定が中心にならざるを得ない」との答弁で終わりました。
 そこで、まず第1点目の質問ですが、道路交通法が一部改正され、自転車に関する項目では、昨年12月1日から、1つ、自転車の路側帯通行は道路左側に限定、1つ、基準に適合したブレーキを備えていない場合の警察官の検査、運転禁止命令が施行され、次に、悪質運転者に対する講習の義務化についても、2年以内に施行されます。どれも重要なことですから、今後周知の徹底が必要だと思います。
 こうした中で、私が少なくとも見ている範囲では、以前から自転車の違反運転が減っているようには到底見受けられません。例えば、2人乗りは結構見ますし、携帯やイヤホンを使用しながらの運転は頻繁に見ます。また、最近では、自転車専用レーンがつくられていますが、違反ではありませんが、まだ歩道を利用する方が圧倒的に多いようです。
 ここ数年、自転車による死亡事故で多額の賠償金の支払いを命じる判決が多くなりました。しかし、一般の方は、自動車と違い、自転車保険に入っている方は少ないようです。また、保険も、多額の補償に対応できるような保険は余りなく、事故のことを心配してか、自転車保険の問い合わせが多いと聞きます。
 このように、自転車事故への不安が多くなりつつあること、さらには、道路交通法の一部改正が行われたことを受け、自転車運転違反の取り締まりの強化を望む声が多いようですが、県下の自転車の交通違反の取り締まり状況と今後の取り締まりについて、西郷警察本部長にお尋ねをします。
 次に、第2点目の質問ですが、自転車の安全運転利用推進に関する条例の策定について、前段でも述べましたが、過去2回の答弁は、道路交通法の規定を上回る規則や義務づけは難しいとの答弁でした。
 しかし、他県の状況を見てみますと、京都府、埼玉県、東京都、愛媛県などは既に制定済みです。過去2回の答弁からすると、先ほど挙げた都府県は、県の見解をかりれば、意味のないことをしているととれます。果たしてそうなのでしょうか。私は、条例が道路交通法を上回る内容でなければならないとは思いません。必要ないと思います。
 今、社会では、高齢化が深刻な問題になっています。自転車に関しても同様であります。
 例えば、高齢者の自転車運転は、ふらついて乗られる方もいますし、いざとなったら身動きが自由にとれず、事故を起こす場合も多々あります。また、高齢者が歩行者である場合、危険な運転やスピードを出す自転車がいた場合、高齢者はとっさの反応ができず、命を失う危険な事故に巻き込まれることも十分考えられます。
 このように、自転車を取り巻く環境の改善は、高齢者の交通安全などにもつながります。ですから、自転車を運転する全ての方々を対象とした自転車の安全運転の啓発を高めることなどにより、交通安全を推進するための条例をつくるべきと考えます。
 3回目の質問になります。改めてお伺いします。
 これまで、自転車の安全利用についてどのように取り組み、今後、どのように取り組まれるのか、また、条例をつくる考えはないか、谷賦ツ境生活部長にお尋ねいたします。
  〔警察本部長西郷正実君登壇〕