熊本県議会 本会議で城下広作の会議録

3.駅周辺整備のあり方について

(1)0番線跡地の利活用
(2)市電の駅舎内乗り入れ
(3)パスターミナル機能の充実

◆(城下広作君) できれば、知事には、中国とか韓国、アメリカは、もう私たちも理解しておりましたので、イスラム圏とどうするかということを、もう少し本当は突っ込んでいただければよかったなと思いますけれども、しっかりと、いずれにしても取り組むという方向性は確認をしましたので、私は大事な部分だというふうに思います。
 では、3点目の質問でございます。これも、大体毎回よく質問する件でございます。
 駅周辺整備のあり方についてでございます。今回もまた駅周辺整備のことについて質問させていただきます。
 新幹線が開業して約3年。東日本大震災の翌日の開業ということもあり、生涯この記憶が途絶えることはないと思います。思えば、このときがくまモン誕生のきっかけではなかったかと思います。
 あとは、在来線高架化と東口駅前広場の一日も早い完成を望んでいたのですが、そんなやさきに、先月21日、JR九州の唐池社長は、地元経済界からの0番線ホームの跡地活用の要望に答える形で、熊本市は九州で3番目の都市、商業、住居、エンターテインメントの要素を兼ね備えた開発をしたい、平屋建ての商業施設を含め、いろんな可能性を検討している、スケジュールに関しては、2018年度の在来線高架化工事の終了後で、2020年度から2021年度に完成を目指すと発表されたと聞いています。
 昨年の11月27日、東口駅前広場整備について行われた蒲島知事、幸山市長、唐池JR九州社長らによるトップ会議の中では、言及されないながらも可能性をうかがわせる発言はあったと聞いていますが、今回の発言では、施設の内容、着工の時期など、具体的な内容が示されることから、かなり期待が持てる話と確信しました。
 そこで、今後の駅前広場の整備について、3点ほど蒲島知事にお尋ねします。
 まず、第1点目の質問ですが、0番ホームの活用についてお伺いします。
 JR九州唐池社長は、0番ホームの活用については、さきに熊本商工会議所が、地元の検討を踏まえ、生活者の利便性と広域交流の拠点となるような整備の要望を同社に申し入れたことに対して、今回、地元の要望を十分に勉強しながら進めていきたいと答えられていることから、今こそ県や市、経済界が、地元の意見も参考にし、実現に向け今後の交渉に当たっていただきたいと思います。
 そこで、私は、県として駅周辺に県下全域の物産や観光を案内できる県の物産館が必要と事あるごとに訴えてまいりました。初めて熊本に来られた方の感想に、これが熊本、町が小さい、駅の買い物広場はこれだけ、食事をするところはなどと、かなり期待を裏切っているような話をいろんな方から聞いています。
 今は暫定的な駅周辺整備だから仕方ない面もありますが、今回のJR九州の計画が本格化すれば、既に熊本に来られた方も、今後来てくれる方も、熊本駅のにぎわいに感動され、熊本の物産や観光情報、食事に満足されるような施設を期待すると思いますが、まず、県としては、今回のJR九州の発表についてどのような感想を持っておられるのか、また、どのような施設を希望しているのか、そして県の物産館の整備についてはどのように考えておられるのか、お尋ねをします。
 次に、第2点目の質問ですが、昨年11月のトップ会議の中で、新駅舎の1階部分に市電を乗り入れる市の方針に大筋合意したと聞きます。ただ、知事は、利便性と安全面が必要、ハードルを越えて実現してほしいと言われたとか。
 私は、市電の乗り入れには大変疑問を抱いています。聞くところによると、市電の駅舎への乗り入れは、市内から合同庁舎側に向かう市電は、現在の駅前電停に停車し、そのまま合同庁舎に向かい、その電車が合同庁舎側から駅舎に入り、スイッチバックで市内方面に向かうと聞いています。結局、全ての利用者が駅舎に出入りするわけではなく、約半分の方は従来どおりとなることから、利便性は余り求められません。
 また、安全面ですが、軌道式の広場には柵で仕切りを設けないとしていますが、数分置きに電車が行ったり来たりするわけですから、駅前広場を行き来する方の安全性は絶対保たれないと思います。仮に市電が超スローな運転を考えたとするならば、時間の利便性は失われます。
 また、今現在の駅前広場の計画を見てみますと、駅前広場の環境空間と0番ホームのイベント空間真ん中を通り、ただでさえ駅前は広い空間が望まれるのに、そこに市電が頻繁に割り込んでくれば、広場の役目は阻害され、イベントを開催しても危なくて人の流れが混雑するのは目に見えています。
 そもそも市電が駅舎に乗り入れなくても、ホームからの距離はさほど遠くない距離ではないかと思います。それでもこだわるのは何なのか、理解できません。当然お金もかかります。知事の共感できるところは何なのか、お示しをお願いいたします。
 次に、第3の質問ですが、今後の駅周辺整備の中で、もう一つ気になるのが、バスターミナルの整備と路線の見直しの件です。
 全国の都市を見てみますと、バスターミナルの機能は駅前が非常に充実し、駅を中心に県下各地に路線が整備されているようです。
 ただ、熊本市は、桜町の交通センターが中心となり、長く今の体系が維持されてきましたが、本来であるならば、例えば南阿蘇方面や空港方面は、駅から直進し、九品寺交差点から電車通りを右折するのが早くなります。また、南熊本、御船、山都町、美里町方面も同様であります。
 このようにして、現在の交通体系が、交通センターに一極集中していることで、時間のロス、熊本市最大の中心市街地通町にバスが渋滞する構図が生まれてくると思います。
 今、熊本市は、桜町再開発の一環で、交通センターの機能の見直しを行っていると聞きます。ぜひ、これを機に、駅前のバスターミナルへの機能の分散を含めた根本的な見直しを、県下各地の市町村にまたがる路線については特に注視していくべきと思います。
 国交省も、地域公共交通活性化再生法改正案を今国会に提出する予定です。この中にうたわれている再編計画とあわせ、100年に1度の大きな礎となるバスターミナルの整備と機能の充実を図るべきと思いますが、県の考え方をお伺いいたします。
 以上3点、蒲島知事にお尋ねをいたします。
  〔知事蒲島郁夫君登壇〕