熊本県議会 本会議で城下広作の会議録

3.熊本空港整備について

(1)空港シャトル便利用促進の周知
(2)空港ライナーの試験運行
(3)空港における地下水でのおもてなし
(4)阿蘇上空のアナウンスと地上絵の取り組み

◆(城下広作君) 3月12日の開業に向けた県職員の対応というのは、最終便まで対応するとは当初余り聞いておりませんでした。やはり民間の方々のお力をかりておもてなしの心でやろうということでございましたけれども、やはり100年に1回のビッグチャンス、県職員挙げて、本当に12日に熊本に来ていただく方は、ある意味では本当に大変大切な人である、心から感謝を申し上げるという意味で最大のおもてなしをすることが、熊本県がいかにこの新幹線開業に向けて頑張っているかというメッセージも伝わるし、その熱意が熊本を愛していただく、また再度来ていただこうということになる、それがおもてなしの心だと思いますので、しっかりと1人のお客さんに対しても真心を込めて迎え入れる、この気持ちが熊本県が新幹線開業効果を最大に発揮する糸口になると私は確信をしています。
 ですから、私たちは、ただ3月12日を迎えるだけではなく、本当に誠心誠意、この日がまさに熊本が何十年かけて多額の予算を使い、大勢の県職員が一生懸命この新幹線開業まで尽力したことを集約した3月12日でありたいというふうに思っております。どうか知事を先頭に、しっかり頑張っていただきたいと思います。
 次に、今度は空の玄関の熊本空港の整備について、またこれは確認をさせていただきたいと思います。
 昨年の年も迫った30日、蒲島知事は、阿蘇くまもと空港と周辺の益城、大津、菊陽、西原の4町村を含めた地域全体を一つの空港と位置づけ、日本一美しい空港を目指す大空港構想を発表されました。
 あの時期に発表するタイミングから、相当な知事の思い入れがあると感じましたが、やはり九州新幹線開業や熊本市の政令指定都市移行をにらんだ県勢浮揚策の一環としての取り組みと、最近の熊本空港の旅客数の減少や新幹線全線開業で、熊本―大阪間の利用者の新幹線利用へのシフトを警戒しての取り組みであると理解しています。
 蒲島知事は、大空港構想の中で、成田空港みたいな広大な空港の中をシャトルバスが行き交うイメージを持たれ、その構想の先駆けとして、現在多くの方に利用されているJR熊本駅から熊本空港までのリムジンバス、所要時間56分、朝夕の交通渋滞に巻き込まれると1時間以上の時間を要して不満を持たれた客層を取り込むために、昨年10月から、熊本駅から熊本空港までほとんど渋滞に左右されずに約55分で結ぶルート、その一端を担う熊本空港とJR肥後大津駅などを結ぶシャトルバス、有料でございますけれども、試行運転を今月の25日まで実施することを決め、現在運行しています。
 このルートが定着しますと、第2空港線の渋滞緩和にもつながるので、とてもいい構想だと期待をしていました。
 また、この3月からは、JR九州が、新幹線全線開業に合わせて、熊本駅から快速列車豊肥ライナーの運行が開始されています。豊肥ライナーとシャトルバスを組み合わせると、おおよそ43分と12分が短縮され、今まで以上に利便性が増すと思います。
 さらに、県は、本年度予算で、10月以降、熊本空港と肥後大津駅を結ぶ無料の送迎車両空港ライナーの試行運転に取り組むと発表されました。これでまた一段とスピードアップと無料という魅力で期待が高まっているのではないかと思います。
 そこで、第1点目の質問ですが、現在運行している空港シャトルバスは、1日25便で、利用状況を見てみると、平均乗降客は、10月、1便当たり0.8人、11月、1便当たり0.9人、12月、1便当たり1.1人という結果だそうです。
 最初、この話を聞いたときは、はあという言葉しか出ませんでした。その瞬間、だれも乗っていないように見えるバスが、空港と肥後大津駅を毎日25便、行ったり来たりしている光景が目に浮かんできました。知事の思い描く成田空港を行き交うシャトルバスとは、余りにもかけ離れた現実だと思いました。
 では、なぜ利用者がふえないのでしょうか。
 そこで、お尋ねしますが、まず、空港シャトル便の利用促進の周知はどのようなことを行ってきたのでしょうか。運行開始し、利用者がふえないことを受け、その原因を分析したのでしょうか。分析したのであれば、その結果と改善に向けた取り組みをお尋ねします。
 次に、第2点目の質問ですが、来年度運行される予定の空港ライナーの試験運転は、なぜ10月からなのでしょうか。
 新幹線全線開業から余りにも間があき過ぎると、開業効果が薄れ、話題性を失い、利用者増加に弾みがつかないのではないかと心配します。もしかして、肥後大津駅南側に改札を設ける整備が完了するのを待っているとすれば、それを回避する場所の確保はできると思います。ぜひ、10月試行運転開始にこだわらず、一日も早い運行を目指すべきと考えますが、いかがでしょうか。
 第3点目の質問ですが、今空港ターミナルビルの外観工事を行っているようですが、開放的なつくりになるということで大変期待したいと思いますが、私は、それに合わせて熊本空港内にぜひつくっていただきたいものがあります。それは、熊本の宝である地下水を、まずは空港を訪れた方々に最初に堪能していただける親水施設です。
 以前から我が党の市議団には要望し、今回、熊本市は、新幹線全線開業に合わせて、観光客らに地下水都市をアピールする親水施設を、JR熊本駅など5カ所に整備することを決めました。熊本駅や熊本市街中心部は、熊本市が実施することで熊本の地下水がPRできると思いますが、熊本空港は県の出番です。
 日本一美しい空港、そこにたどり着いたら、豊かな地下水で迎えてくれる心清まる親水施設の存在は、きっと観光客に感動を与え、これこそ熊本のおもてなしの心を表現した施設になると思いますが、施設整備についての考えはないのでしょうか、お尋ねをします。
 第4点目の質問ですが、熊本に向かう飛行機が阿蘇上空に差しかかったとき、阿蘇山を紹介したり、しなかったりと、その時々によって差があるようです。せっかく見事な火口が見えても、観光客がチャンスを逃すこともあります。各航空会社にお願いし、アナウンスなどをお願いすることはできないのでしょうか。
 また、熊本空港の北側に広い緑地帯があります。空港周辺には緑は豊富にありますが、彩りが乏しいと感じています。
 そこで、この緑地帯に花や植樹で絵文字を描くなどの工夫はできないのでしょうか。どちらとも熊本のイメージアップとおもてなしの心が伝わるのではないかと思います。
 以上、1点目と2点目及び4点目は企画振興部長、3点目については蒲島知事にお尋ねをいたします。
  〔企画振興部長坂本基君登壇〕