熊本県議会 本会議で城下広作の会議録

2.県の発展に向けた取り組みについて

(1)県と熊本市との二重行政の心配と対策
(2)政令市誕生後の県土の均衡ある発展
(3)熊本駅周辺整備(万日山・0番線・高架下の活用)

◆(城下広作君) ありがとうございました。大分知事も長い答弁をいただきまして、本当ありがとうございます。
 本当に知事には、大事な友人の方もおられ、期待をされている方もたくさんいるということが先ほどの答弁でわかりました。また、知事の決意、昼からも変わることはないということも改めて確認をさせていただきました。
 では、具体的に、2点目の質問として、県の発展に向けた取り組みについてお伺いをしたいと思います。
 さきの日曜日、大変注目される選挙が行われました。御承知のとおり、大阪府知事選挙と大阪市長選挙であります。結果は、大阪の長期にわたる景気、経済の低迷、その原因の一つとして、大阪府と大阪市の二重行政における政治の影響を指摘し、その解決策として大阪都構想を掲げた維新の会会長橋下前大阪府知事が、大阪市長選挙にくらがえし当選され、府知事も、維新の会幹事長、元大阪府議が当選されました。今後は、何かとハードルの高い大阪都の実現に向け、府や市とのやりとり、そして国のかかわり方に注目したいと思います。
 では、今回話題になった府と市の二重行政の問題、来年政令市の誕生を控える本県においては、今日言われている県と市の二重行政の弊害が起こることはないのか、大変気になるところです。
 先般、この問題に関連して知事は、定例記者会見で、市長と知事の人間関係あるいは市と県の相互関係、それがとても大きいとの見解を述べられました。果たしてそうだったのでしょうか。
 例えば一つの例として、熊本城周辺には、県の物産館と熊本市所有地に市の施設も入った大型の物産館があります。県外から見える観光客からすると、1つの物産館で県内の物産品がそろっていれば都合がよく、大変喜ばれると思いますが、現状は、県の物産館と市有地の物産館が別々の場所でしのぎを削っているようです。
 熊本駅周辺においても、10月1日にオープンした森都心プラザ内に市の物産館があります。私は、前々から熊本駅周辺に県の物産館をつくるべきと主張してきましたが、この関係も今後気になるところです。
 ちなみに、京都府と京都市は、従来別々にあった外国人に対する観光案内所を、一元的にすることで利便性を図るため、昨年、京都駅内にオープンし、にぎわいを見せているそうです。そのほかにも、北海道や石川県でも同じような趣旨で行われているようです。
 これは、二重行政の解消から取り組んだと聞いていますが、そこで、我が県と市の中で二重行政の起こる心配はないのか、お尋ねをします。
 次に、政令市誕生後の県土の均衡ある発展についてお尋ねします。
 この問題は、9月の代表質問で我が党の氷室議員が質問しました。私も大変気になる問題だけに、続けて質問させていただきます。
 県は、熊本市の政令市に向けて、最大の支援をしてまいりました。その結果、来年4月1日は、晴れて全国20番目の政令市誕生になるわけですが、県下の一部の首長や各階層の方から、熊本市は、新幹線も全線開業し、立派な駅もでき、観光客はふえ、ますますよかばかりたいと、不満にも似た声を聞くことがあります。熊本市民の私には耳が痛く、また一方で、そう言いたくなるのもわからないではない気がします。
 県は、こうした声にこたえるため、本年中に熊本市と県内各地域が双方発展するグランドデザインを年内に発表すると答えられました。もうことしもわずかです。県土の均衡ある発展の期待が持てるグランドデザインはできたのでしょうか。あるとすれば、その内容をお示しいただきたいと思います。
 次に、駅周辺整備について幾つかお尋ねします。
 まず、万日山の問題ですが、知事は、突然、民間会社が持つ万日山の一部を購入すると発表されました。このことに異論はないのですが、購入した後の利活用について、桜の木を植える計画と聞いていますが、具体的には、現状の形を保ちながら部分的に植樹するのか、それとも、ある程度地形を変えて公園化を目指す利活用法を考えているのか、万日山に投資した効果が変わってきます。
 今後の利活用のあり方を決めるに当たり、どのような計画で臨まれようとしているのか、お尋ねします。
 また、駅周辺で欠かせない問題として、商業施設の充実であります。
 現在、新幹線駅舎内に県内の物産品や飲食店があります。便利がよいのか悪いのか、一目で見渡せます。県外から来た観光客の方が、店員さんに、駅はきれいですが、お店はこんだけと、タレントをまねして言っているわけではないですが、よく言われるそうです。私もそう思います。
 熊本駅では、何を食べようか、悩む必要がありません。弁当を売る店や飲食店が少なく、選択肢がありません。これでよいのでしょうか。まあ、これでいいのだと言えばおしまいですが。
 熊本県の陸の玄関にふさわしい、観光客の期待にこたえられる、駅の構内を含め駅周辺の商業施設の充実を強く望むのですが、JRとの協議はどのようになっているのでしょうか、お尋ねをいたします。
 以上、蒲島知事にお尋ねをいたします。
  〔知事蒲島郁夫君登壇〕