熊本県議会 本会議で城下広作の会議録

2.荒瀬ダム撤去の問題について

(1)水利権に関して
(2)民主党や社民党の議員の荒瀬ダム視察の際のコメント
(3)荒瀬ダム撤去地域対策協議会(仮称)について

◆(城下広作君) 先ほどの知事の話を要約すると、20年6月の撤去凍結を発表してから国と協議をしている、その間、国は、更新手続に関しては明確に―― こうあってはならないというようなことがあいまいな状況できたと。しかし、昨年の11月に、いわゆる事務レベルで協議をした中で、最終的には大臣にお伺いしなければならないということで、九地整は、大臣の判断にゆだねると。結果的に、そこで大臣の方から新規申請だというような形になる。ということは、県としては、ある意味では11月の分岐点として、政権がかわったことによって判断が明確に方向転換されたんだというような解釈をしていいのかなというふうに思います。
 また、その後に、いろんな各大臣、大臣といいますか、各民主党系、また野党系の国会議員がいろんな支援を約束してきた、このことをしっかりと今後はやっていただくということは当然……(「やっていますよ」と呼ぶ者あり)それは明確に形としてやるということが大事であって、言葉だけではだめだというのが政治である、そのことを私たち公明党は強く訴えてまいりたいというふうに思います。
 特に、財政危機に直面している本県の最高責任者として、財政の見直しがつかないまま、軽々にダム撤去の表明はできないとの慎重姿勢を貫いておられた知事が、今回撤去を表明されました。このことを民主党は重く受けとめ、責任ある対応をとるべきと言わざるを得ません。
 ところが、財政措置に汗を流さないどころか、県の水利権申請を取り下げろとの不可解な動き、まことに理解に苦しむところでございます。
 先月20日の地元説明会で、知事は、揺るぎがない、ぶれない、退路を断ったと強い意思を表明し、県の実情を丁寧に説明されたのに、一部の人からは、信用できないとか、水利権を延長せず、すぐ撤去作業に入れなど、感情的な発言が相次いでいます。しかし、多くの参加者の声なき声で終わった中に、知事の考えはよくわかったとか、すぐ撤去せよとはむちゃだなどの声があり、私どものもとにもしっかり届いています。
 荒瀬ダム撤去に向けた2年間の水利権申請に、何ゆえか、ダム撤去を要求してきた一部勢力が反対し、関係団体との間には深い溝ができています。このような状態が長期化することは、決して知事も望んでいないと思います。
 そのために、八代市の利水問題等諸問題解決のため、昨日、知事が提案された荒瀬ダム撤去地域対策協議会――仮称だったと思いますけれども、については、私も同じ意見を持っていましたが、今後の課題として、だれを対象にしていくのか、また、いつごろ立ち上げる予定なのか、知事にお尋ねをいたします。
  〔知事蒲島郁夫君登壇〕